ワムシのなかま


部にある車輪のように広がるセンモウ(繊毛冠)を使って移動します。
かなり速く移動する種類もいます。
ピョンと急にジャンプするように向きや場所を変える種類もいます。
ヒルガタワムシは、名前の通りヒルのように伸び縮みして移動する時があります。


〈ワムシのなかま〉

それぞれの枠の色は、そのプランクトンで多く見られる色を表わしています。


ヒルガタワムシ

 伸び縮みしているところを観察することが多いですが、頭の繊毛をつかって、泳ぐこともあります。



ツボワムシ

 後ろから足を出し入れしています。



カマガタツボワムシ

 先のツボワムシの一種で、やはり後ろから良く動く足を出しています



アカツボワムシ

 繊毛冠を広げている時には、殻のトゲがあまり見えません。



カメノコウワムシ

 頭部に6本の突起があるなど、ツボワムシに似ていますが、こちらの方が小さく、クルクルと良く動くので、違いがわかります。



オケワムシの一種
(カドマルネコワムシ)

 左右へのなめらかな動きなどに、繊毛での動きの特徴が良く現れています。



チビワムシの一種

 この映像は100倍の対物レンズを使って撮影したもので、実際には、もっと小さくしか見えません。



フクロワムシ

 大変大きなワムシで、いればすぐに気がつきます。透明な袋に似た形をしています。



ハラアシワムシ1

 ツボ状の殻の腹側から小さな足を出しながら動いています。体内の内臓の色や形にも特徴があります。



ハラアシワムシ2

拡大したものです。




フタオワムシ

 同じ長さの尾が2本あるのがわかります。研究者によってはネズミワムシのなかまに入れる人もいます。



ハネウデワムシ

 回転しながら速く移動します。最初は名前についているハネ状の形の物は見にくいかも知れません。ピョンと跳ねて、位置を変えることがあります。



ドロワムシ

 頭部の左右に耳のような構造があるのが特徴です。画像では、フクロワムシに似ているように見えますが、こちらの方がもっと小さいです。



スジワムシ1

 これは背中から見たところ




スジワムシ2

 これは動きを止めたものを拡大して横から見たところ。腹から太い足を出しています。



ヒラタワムシ

 お皿のように平らな形をしています。死ぬと体の中の構造が見えなくなります。



テマリワムシ1

 オナガミジンコに限らず、ミジンコのなかまは腹側から見ると、まったく違う形に見えるので注意が必要です。



テマリワムシ2

 テマリワムシ1よりも軍隊を作っている個体の数が少ないもの。



テマリワムシ3

 テマリワムシの個体を拡大したもの。繊毛冠がきれいに見えます。