ミジンコのなかま
ミジンコの各部分の呼び方
分類のためには、殻全体の形の他、後腹部の観察が欠かせません。肛刺の数や尾爪の基刺の有無の他、どんな刺がどのように生えているのかを観察しないと、正確な種類まで決める事はできません。
「ミジンコのなかま」のグループ分け
この図鑑では観察したときの形をもとに、それぞれの「なかま」にたどりつくように組み立てました。「ノロのなかま」を除いて横から眺めた姿ですから、観察時が腹や背中側から見ていた場合には、全然違って見えますので注意が必要です。
ふえ方
ミジンコは、通常、メスだけで卵を作る「単為生殖(たんいせいしょく)」という方法で増えていきます。こうして作った卵(単性卵)を背中側に抱えて孵化(ふか)させます。卵が外にこぼれないように後腹部には出っ張り(腹突)があります。このほか、環境が悪くなるとオスが現れ、受精卵を作ります。受精卵はそれぞれ特徴的な形をした鞘に入っていて耐久(休眠)卵と呼ばれます。この耐久卵で生育に適した季節(環境)になるまで、眠っています。
ケブカミジンコのなかま
シダのなかま
マルミジンコのなかま
ミジンコのなかま
ノロのなかま
ゾウミジンコのなかま