冠毛が風に乗ってフワフワと・・
(1)セイヨウタンポポ (2)コウゾリナ (3)ススキ (4)イワアカバナ (5)クサボタン

(1)セイヨウタンポポ
(キク科 タンポポ属)

 綿毛タイプの代表選手ですね。セイヨウタンポポは、カンサイタンポポに比べて果実の重さが60%も軽い。しかも冠毛の数は20%も多い。それだけ遠くまで飛んでいけるわけです。それでなくても受粉しなくても種を作れる単為生殖なのに・・この綿毛(冠毛)は、タンポポ型。長い柄があります。



(2)コウゾリナ
(キク科 コウゾリナ属)

 冠毛の重さは果実全体の8%程度で、冠毛を取ったものよりも落下速度を6倍遅く出来る。この冠毛はキク科の場合、がくが変化したもの。コウゾリナの冠毛は、アザミ型といって毛が羽毛状になっています。




(3)ススキ  (イネ科 ススキ属)

2009.09.20東(山頂〜見晴台)
 果実の重さは、1.17ミリグラム 綿毛のないものより5〜6倍落下速度が遅いというデータがあります。


2009.09.20 東(山頂〜見晴台)

2008.09.27 (四〜三合目)


(4)イワアカバナ  (アカバナ科 アカバナ属)
 花の下にあった子房のところが裂けて毛のついた種(さく果)が出てきます。キク科は、がくの一部でしたが、この毛は種の一部です。

2009.09.20東(山頂〜見晴台)

2007.08.01 西登山道直線路

2007.10.24(草もみじ) 中央登山道

(5)クサボタン  (キンポウゲ科 センニンソウ属)
 センニンソウ属やガマ・イネの仲間は果実に毛があるタイプ。このクサボタンは、めしべ(花柱)が残って羽毛状になったもの。


2007.10.24(西直線道)


2008.09.17(北尾根)