種を小さく小さくして、風に乗りフワフワと・・・
カワラナデシコ
(ナデシコ科 ナデシコ属)

2009.09.19(3合目)
 果実は上向きに口をあけている。強い風が吹くと、細い茎がユラユラ揺れて種を飛ばす。ホトトギス・ゴマノハグサ・トリカブトの仲間もこのタイプ。トリカブトは、果実が縦に裂けて風を待つ。


2007.08.01(西登山道) 


種を小さく小さくして、風に乗りフワフワと・・・
 種を思い切り細かくすれば、少しの風でも飛んでいく。ラン科の種は100分の1ミリグラムかそれ以下と、とても軽い。キキョウソウや街中で雑草化しているナガミヒナゲシなどのケシの仲間もこのタイプといえます。
ネジバナ
(ラン科 ネジバナ属)
クモキリソウ
(ラン科 クモキリソウ属)

2008.09.07(3合目)

2008.07.06(山頂-西登山道)

堅くて重いからドスンと落ちてコロコロ、コロコロ・・・
トチノキ
(トチノキ科 トチノキ属)


笹又登山道
 今度は逆です。重くて堅い。大きめでしかも、どれも丸くて転がりやすい。そんな果実です。また、転がって川や渓流に流され「水散布」される場合や、動物が土の中に隠したことから発芽する「貯食散布」に入れることもできます。このことは、後で説明します。