| 12月としては観測史上初めてという積雪の「山門水源の森」は、かって見たことのない自然の姿を見せてくれるだろう。 |

積雪の森への道路
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北極の冷気がこの調子では1月も衰えるとは考えにくく、更なる降雪が予想される。
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吹雪で樹幹にも着雪
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温暖化と言われつつも自然界の変化のリズムは、直線的に変化することは少なく波打ちながら全体としては上昇に向かうのであろう。
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積雪が少ない時の北部湿原
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雪原となった中央湿原
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さてその森を訪れるには、山門の里を過ぎてから「山門水源の森」の入口まで積雪や凍結が予想されるので車もその準備を怠ることのないようにしたいものである。
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曲線美が美しい中央湿原
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| 通常1m前後の積雪であればラッセルでの歩行も可能であるが、2mに近づくとやっぱりカンジキがあった方が楽である。 |

ラッセルで登る
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また積雪によって通常の観察コースは消えていることと、樹木への着雪でコースは塞がっている場合が多い。こんな時は雪庇に注意しつつ、前方が開けた場所をルートとして選びたいものである。
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| ただ積雪で灌木等が埋まっている場所も多いので、周囲の凹凸に注意を払う必要がある。 |

高い位置のソヨゴも近くで
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| 局所的に盛り上がっているような場所は、下部に灌木等がある場合が多くその部分を踏みつけると一気に腰まで落ち込んでしまうことがある。 |
 例年のミヤマウメモドキ
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履いているカンジキが樹木の枝に引っかかって脱出に時間をとられることもある。
さらに斜面では上部からの小規模な雪崩で、雪がしまっていることもあるので、それ以外の部分とは歩き加減を調節する必要もある。 |

凍結で痛んだ今年のミヤマウメモドキ
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| …が、この積雪期は、雪によって吸音されるため年中で最も静かな森を楽しめる。雪面にはいろいろな動物の足跡や季節風で枝からふるい落とされた葉・実、加えて訪問者の出す音も吸収されるため思わぬ動物に出くわせる。 |
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雪・雪で埋め尽くされた湿原は、この時期以外に観る湿原とは全く異なる。
北部湿原から南部湿原までが一続きの雪原となり、その中をこの時期だけは大手を振って縦断できる。
ノウサギやシカの足跡から、彼らも思いっきり走り回っているのだろうと考えるだけで楽しい
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ノウサギ・シカの足跡
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ヤマドリの足跡
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足跡の主ヤマドリ
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| 。時には彼らが近寄ってきてくれることもある。また積雪のため普段見る視角と異なり、梢の上で見られなかったものや遠望が可能になるのも楽しい。 |

林間に見えるカモシカ
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ただ健脚コースでは尾根筋が何本にも別れている箇所があるのでコース取りには注意が必要である。
昨年は、山岳関係者でもコースを間違えて別の谷に降りてしまった箇所が2カ所見られた。
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春待つタムシバの花芽
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さあ冬の「山門水源の森」をゆったりと観察しましょう。
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冬空に伸びるブナの樹幹
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