雨を待つ湿原のいきもの

 「山門」の集落から「やまかど・森の楽舎」までの『タニウツギ回廊』を通り過ぎると緑濃い「山門水源の森」が待ち受けてくれる。
一見静かな南部湿原
↑一見静かな南部湿原
 観察コースに歩を進めると雨を待ち受けるコアジサイとササユリの香がほてりだした体を包む。

雨が似合うコアジサイ
↑雨が似合うコアジサイ

香しいササユリ→

香しいササユリ
もうこれで別世界。湿原は5月の多種多様な緑から深緑一色に変わっている
路をふさぐトリアシショウマ
↑路をふさぐトリアシショウマ
 観察コースを塞ぐようにトリアシショウマが咲き始める。湿原内には点々とノハナショウブの紺色とやっと開き始めたヒツジグサ、
紺色鮮やかなノハナショウブ→
紺色鮮やかなノハナショウブ

降雨の中のモリアオガエルの産卵↓
 その湿原を取り囲むようにモリアオガエルの卵塊に目を見張る。

 5月の湿原周辺で賑やかだったニシカワトンボやシオヤトンボに変わって、ハッチョウトンボ、キイトトンボ、コサナエ等々新顔が登場する。
コサナエ
↑コサナエ
降雨の中のモリアオガエルの産卵
目を凝らせばハッチョウトンボ♂
↑目を凝らせばハッチョウトンボ♂
ハラビロトンボ♀
↑ハラビロトンボ♀
 一見静まりかえった湿原だが、実は1年中で最も賑やかな季節を迎える。さらに歩を進めると林床にはギンリョウソウが、時としてツチアケビの花が待ち受けてくれている。
林床を被うギンリョウソウ
↑林床を被うギンリョウソウ
これも蘭・ツチアケビ
↑これも蘭・ツチアケビ
雨中に映えるヤマボウシ
↑雨中に映えるヤマボウシ
咲き始めるヒツジグサ
↑咲き始めるヒツジグサ

 ご来訪の皆さんには、今年度から生物の多様性を保全するため「やまかど・森の楽舎」で靴の裏を洗浄してから入山していただくことになりました。ご協力をお願いいたします。


山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
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