12月の山門水源の森の景観は、年によって大きく異なります。それは降雪の有無が左右します。昨2003年は、11月9日に初雪を見ました。このことは山門の集落の周りの里山も例外ではありません。
 順序としてはくすんだ赤褐色から雪雲の被う里山に、更に冠雪の里山へと変貌します。どの景観も心に浸みる美しさを感じますが、慌ただしく紅葉の季節を過ごした身には、冠雪の里山の景観が心を静めてくれるような気がします。

初冬の山門の里山→

初冬の山門の里山
雪雲の里山
雪雲の里山
冠雪の山門の里山
冠雪の山門の里山
 森に入り時雨にぬれた落ち葉を踏みしめ、落ち葉をぬって流れ下る清流に接する日もあれば、
落ち葉の観察路
落ち葉の観察路
清流と落ち葉
清流と落ち葉
 既に降雪があればノウサギやシカの足跡を追うように湿原に向かう日もあります。

新雪のシカの足跡→

ノウサギの足跡
ノウサギの足跡
新雪のシカの足跡
 観察コース横の雪中のウラジロの緑に新春を思い起こしつつ峠を越えるのも心楽しいものです。

雪中のウラジロ→

雪中のウラジロ
 湿原も12月は幾つかの顔を覗かせます。

冬枯れの南部湿原

湿原内の積雪の状況が作り出す様々な光景は、どれひとつとっても自然が作り出す造形美を感じるものです。

降雪の湿原→

積雪の中央湿原
積雪の中央湿原
降雪続く南部湿原
降雪続く南部湿原


 冬枯れの湿原、降霜の湿原、浅雪の湿原、多雪の湿原などで、どのチャンスに遭遇しても湿原の素晴らしさを感じさせてくれます。


池塘にも降雪

池塘の積雪と曲線美→

湿原内の積雪の状況が作り出す様々な光景は、どれひとつとっても自然が作り出す造形美を感じるものです。
池塘にも降雪
凍った谷地坊主
 そんな静かな湿原の周りの沢近くには、動物のヌタ場が見られ静けさの中にけたたましさも感じられます。
 林内はしっとりとした落ち葉が敷き詰められており、落葉の結果明るい観察コース越しに伊吹山や大浦湾が遠望出来るのもこの時期の特徴です。
雪中のノリウツギ
雪中のノリウツギ
青空に伸びるブナの樹幹
青空に伸びるブナの樹幹
積雪が似合うブナの森

 積雪があるブナの森は、年中でブナの木が最も映える時期のように感じるのは筆者だけではなかろう。

冬空のブナとアカガシ
冬空のブナとアカガシ

←積雪が似合うブナの森

 寒冷地特有の植物は、やはりその時期に最も映える姿を見せてくれるのだろうと思う。
 さあ皆さんはどんな12月の森がお好みでしょうか。尾根を越えれば日本海です。

 気象状況が急変することも被い季節です。服装には気を配っておでかけ下さい。

新雪の四季の森→


山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
hide-n-c@mui.biglobe.ne.jp