睦月は「梅雨」のイメージが強く野外での活動は鈍りがちです。
…が自然界はこの時期が最も賑わいます。
これはやはり命の根源に「水」が関わっているからだと筆者は考えています。
では、6月の山門水源の森を訪ねましょう。
霞たなびく山門の里山
霞たなびく山門の里山
「やまかど・森の楽舎」に向かう途中の山門の集落はずれの里山に懸かる霞の光景は、
この季節ならではのものです。雨をいとわず訪ねてください。

  観察路脇には、ササユリ、コアジサイ、ヤマツツジ、ヤマボウシが色鮮やかです。
芳香漂うササユリ
芳香漂うササユリ
雨に似合うコアジサイ
雨に似合うコアジサイ
緑に映えるヤマツツジ
緑に映えるヤマツツジ

なかでもコアジサイ、ヤマボウシは雨に似合います。
ヤマボウシ
ヤマボウシのような帽子をかぶって歩きたい初夏の森
 晴れた日には、ウラジロの新芽が鮮やかですし、かわいいゴイシジミが真新しいササの葉に止っているのもこの時期です。
命を感じさせるウラジロの新葉
命を感じさせるウラジロの新葉

また、ノイバラやクリの花も
近づいてゆっくり観察するとその仕組みに感動さえ覚えます。
清楚なバラを感じるノイバラ
清楚なバラを感じるノイバラ
雄花・雌花の見えるクリの花
雄花・雌花の見えるクリの花

クマイチゴ、ナガバモミジイチゴもこのシーズンです。甘酸っぱい味は疲れを癒してくれます。
クマイチゴは酸味が
クマイチゴは酸味が
ナガバモミジイチゴは甘い
ナガバモミジイチゴは甘い

林床は何といってもギンリョウソウです。
運のいい訪問者はシャクジョウソウに出くわすことができるでしょう。
キノコの発生が増加してくるのもこれからです。
見つかるかシャクジョウソウ
見つかるかシャクジョウソウ
雨に似合うギンリョウソウ
雨に似合うギンリョウソウ


 イモリ、イシガメ、タゴガエル、モリアオガエルなども皆さんを歓迎して観察路へ出てきてくれることでしょう。もちろんアオダイショウやマムシも時には大歓迎してくれます。

赤褐色が目立つタゴガエル
赤褐色が目立つタゴガエル

産卵場所を探すイシガメ
産卵場所を探すイシガメ

降雨の中のモリアオガエルの産卵
降雨の中のモリアオガエルの産卵


 湿原は一見モリアオガエルの一人舞台の感じとなります。
 降雨時に訪れれば一匹の雌に数匹の雄が覆い被さり産卵する様子を観察することもできます

モリアオガエルの卵塊
モリアオガエルの卵塊

下の写真のように、湿原のまわりに何百もの卵塊がぶら下がるのは例年中旬以降です。
遠目には花と見間違う卵塊
遠目には花と見間違う卵塊
 その湿原内のアクセントは、ノハナショウブとトキソウです。

 土曜・日曜は確実に「やまかど・森の楽舎」が開いています。情報を得てから「山門水源の森」へお入りください。

 なお「やまかど・森の楽舎」の造成した湿地の周りには、イノシシ等の侵入を防ぐための電気柵が設置してありますから、
触れないように注意してください。

湿原のアクセントのノハナショウブ
湿原のアクセントのノハナショウブ
梅雨の晴れ間の南部湿原
梅雨の晴れ間の南部湿原

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
hide-n-c@mui.biglobe.ne.jp