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6月という言葉を聞くと、
すぐ「梅雨」という薄暗い雨のイメージが脳裏に浮かびます。 が、野外の生物にとっては、もっとも活動的なシーズンです。 |
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| 山門水源の森の生物にとっても、近づく猛暑と乾燥に備える準備や、子孫を残す行動の躍動のシーズンです。1年中で最も生命力を感じられる月です。 | |
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| コンパクトな水源の森の湿原では、毎朝多くのトンボ類が羽化し、 |
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湿原の周りの梢には真新しいモリアオガエルの卵塊が日ごとに数を増してゆきます。
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緑の梢に産み付けられた卵塊を引き立たせるように、ヤマボウシの白さが増すのもこのシーズンです。好天が続けばモウセンゴケも、精一杯の粘液を出し獲物をまちかまえています。
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| 初旬には、ホウノキの花が咲きそろい、芳香が一体を包み込みます。 水源の森への小径沿いには、これまた日頃の疲れを癒してくれるササユリが咲き誇ります。 |
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林内に入ると、薄暗さの中にひときわ輝きを見せるギンリョウソウが、
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側には発生を待ちかねていた数々のキノコが競演します。 | |||
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| でも時には、高層湿原を創り出す材料となる、ミズゴケを盗掘するという心ない人の行為に接し、「次の世代に引き継ぐ」ことを最大の目標に活動している私たちにとっては、「あなたの行為が、あなたのお子さんやお孫さんにこの自然を引き継げなくしているのです」と悲鳴を上げたくなります。 |
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では生命の躍動を感じられる山門水源の森で、お会いできるのを楽しみにしております。
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