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7月の水源の森は2シーズンの顔があります。
しとしとと降る雨の中の顔と<背景に青空に入道雲を仰ぐ顔です。 |
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![]() 梅雨明けの南部湿原 |
![]() オニヤンマの羽化 |
| 森林内は、深緑に包まれ早春の明るさはなく、アカガシの森ではこれで昼間かと思われる明るさです。そんな林内でも何カ所かで清楚なナツツバキの落花に出くわします。 上を見上げると一日限りの花とは思えない美しさに感動すると同時に「祇園精舎の鐘の声・・・」とついつい口ずさみたくなるもので す。 |
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林床にはあちこちにキノコが顔を出し、物静かな雰囲気にアクセントを付けています。
時期遅れのギンリョウソウに出くわすのも前半の楽しみです。 |
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入山口近くでは「生きている化石」といわれるヒカゲノカズラに胞子嚢が林立するのも前半の見所です。 |
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湿原に目を移すと6月に目に留まらないほどの白い小さな花をつけていたミヤマウメモドキに既に小さな緑色の果実が付いています。
そんなミヤマウメモドキの木々の縁には、黄金色が目立つクサレダマがひときわ鮮やかに咲き誇ります。 |
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そのまわりにはすっかり成長したヤマドリゼンマイが広がっています。
真っ赤に色づいたモウセンゴケには、白い小さな花芽が林立し、その花にはすっかり成熟したハッチョウトンボが止まっています。 |
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| 早朝の小川に突き出た小枝ではオニヤンマの羽化中の個体や羽化殻が見られるのもこの時期です。 | |
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オニヤンマの羽化
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羽化後のヤゴ殻
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湿原の周囲の草の間には、様々なクモが網を張り餌の到来を待ち受けています。訪問者に驚き飛び出した昆虫が、この網に引っかかるのも度々です。
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| 歩道からかいま見える湿原の水面にはヒツジグサの白い花と、1枚1枚輝きと色具合が異なる葉に感動を覚えるのもこのシーズンならではのことです。 7月の後半の朝夕はヒグラシの鳴き声で水源の森が響き渡ります。ご家族で夏の1日を ゆったり観察にお訪ね下さい。 パトロールの会員と出くわしたら気軽にお声をおかけ下さい。 |
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| 文と写真:藤本秀弘 ★掲載写真の無断複写および使用することを固く禁じます。 |