2002.Mar.

 今冬は暖冬の予報にもかかわらず早くから根雪となり、何回かの降雪が繰り返され
ましたが、3月は水源の森の変化が最もめまぐるしいシーズンです。

春と冬とが同居するシーズン→

雪解けが進行しているかと思えば、名残雪で冬に逆戻りすることもしばしばです。

 しかし積雪があっても、いわゆる淡雪であることが多く、湿原への足が遠のくほどのことはありません。

←氷期の湿原風景が忍ばれます。

 湿原の中の池塘では、凍結と融解が日ごとに繰り返されます。

午前中は池塘が凍結していることが多い→

残雪と樹木
小春日和のコナラ林
こんな中でもイモリが繁殖期を迎えて活発に動き回っています。
凍結した池塘でもイモリ活動
雪上を移動するイモリ
 いち早く春を告げるマルバマンサクの花に目を近づけると、黄色と赤の色使いに感服させられます。

開花したマルバマンサク→

3月も後半になると散策路にはバイカオウレンが雪の中から顔を覗かせます。

 林内の観察コースは、日当たりのよい所は、秋を思わせるような景観となりますが、山頂部や日当たりの悪いところでは残雪を踏んでの歩行となります。

←秋を思わせる散策路

 雪解けの進んだ場所の朽た木にはキノコがあちこちで発生しています。

 運が良ければ天然のシイタケにもお目にかかれる楽しさがあります。

キノコの発生もあちこちに→

 雪解けの進んだ水源の森からは、年中で一番増水となり排水河川は水量が増え見違える状態となります。

←雪解けで増水した排水口

 この時期は、天候も急変することがありますから、服装には十分気を付けてお出かけ下さい。

文と写真:藤本秀弘

<お知らせ>
 ●トイレの設置完了
 4月からは、入り口広場にトイレが設置完了となりご利用いただけますが、それまでは用便は森へ入るまでに済ませていただくようお願いいたします。湿原の富栄養化を防止するためです

 
●総会について
『山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会』の総会は5月に予定しています。