2002.1.1
明けましておめでとうございます。

今年も山門水源の森を次の世代に引き継ぐための諸行事にご協力下さいますようお願いいたします。
文と写真=藤本秀弘

 さて1月の山門水源の森は、積雪次第で観察内容が大きく異なります。長期予報では今冬は、暖冬とのことでしたが、水源の森の積雪は例年より早く始まりました。お出かけの前には、天気予報を十分確認していただきますように・・・。
 気象観測の定点観測がされている余呉町の柳ケ瀬の積雪量が20cm以上になったときは、完全な冬山登山の覚悟でお出かけ下さい。

南部湿原の1月
南部湿原の1月
氷の下で光合成
氷の下で光合成
 以下紹介しますのは、2001年1月2日の状態です。湿原には10cm前後の積雪がありましたが、池塘の部分は終日凍結をしておりました。凍結した氷の下でも植物が光合成をして酸素の気泡を発生しているのが観察できました。
 また南部湿原の北側ではブルテ(凸地)の盛り上がり具合がよく観察できました。
ブルテの盛り上がり
ブルテの盛り上がり

ヌマガヤ帯の積雪
中央湿原のヌマガヤ帯では、積雪とヌマガヤの枯れ具合が醸し出す景色が見事でした
 山頂への健脚路は、上部ほど積雪量が増し、エゾユズリハや根曲がりの樹木と積雪の関係がおもしろいです。日当たりのいい斜面では、積雪が無く、樹木の木肌の観察に最適です。

コナラ林の冬
コナラ林の冬

健脚コースの積雪

シカの糞
林床にはシカやノウサギの糞が結構見られます。積雪部分では当然足跡も観察できます。
 ブナの森では、ブナに寄生した宿り木の緑が印象的でした。山頂部は30cmを超す積雪となることが多いので注意が必要です。
 こんな厳冬の中でも何種類ものキノコの発生が続いています。
 
今もキノコが発生
今もキノコが発生

ブナに寄生したヤドリギ
では皆さんの観察が実り多いものでありますように・・・
藤本秀弘