整備された「水源の森学習拠点施設」敷地
整備された「水源の森学習拠点施設」敷地

 10月6日仮称「水源の森学習拠点施設」の地鎮祭が挙行され、翌7日と14日建設着工のための現地立会いが、西浅井町・設計事務所・建設業者・山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会で行われました。15日からは実質工事が行われます。現地立会いでは、建物の位置、湿原の位置等の確認を行なわれました。湿原の創設は、私たち会員の力で5年先を見込んで整備してゆきます。会員諸氏のご協力をお願いします。
法面に芽を出したワラビなど
法面に芽を出したワラビなど
 工事が続いていた導入道横の沢の工事も完了しました。法面には既に、ワラビをはじめ自生の植物も生え始める一方、以前に吹付けた植物も威勢良く芽を出しています。加えてセイタカアワダチソウやダンドボロギク等の帰化植物もかなり入り込んでいます。これらの植物は、気づき次第除去する必要があります。来春どんな景観になるのか見続けたいものです。
中央湿原と東側斜面
中央湿原と東側斜面
 水源の森は、刻々と秋が進んでいます。ほぼすべての果実が色づき、すでにタムシバの種子は落下が終了し、アカガシ、コナラ、ミズナラ、シロモジが現在落下進行中です。
コナラのドングリ
コナラのドングリ
枝ではじけるシロモジの果実
枝ではじけるシロモジの果実
リスのドングリの食べかす
リスのドングリの食べかす
これに合わせるようにリス等の食事跡も観察できます。
前述のリスのドングリの食べかすや夏の終わりにあれだけ騒がしかったヒグラシの抜け殻、見たこともない種子、擬態したカエル等々。ヒグラシの殻からは、これがまた分解されて、森の肥料分になるという循環に気づかせてくれ、擬態したカエルを見ると生物の生きる知恵を知らされます。
中央湿原灌木帯内のシカのベット跡
中央湿原灌木帯内のシカのベット跡
ホウノキの葉に擬態したタゴガエル
ホウノキの葉に擬態したタゴガエル
落下したシロモジの種子と種皮
落下したシロモジの種子と種皮
 しかし、生物に疎い筆者には、シロモジの果実と種子の関係が見た瞬間には理解できませんでした。しかし、この種皮のはじけ方の見事さには舌を巻きました。
 1年365日水源の森は、1日として同じ顔になることはありません。昨日好天で咲いていたエゾリンドウも小雨降る日には、真っ昼間でも蕾を閉じています。

小雨で開かないエゾリンドウ→

小雨で開かないエゾリンドウ
でもその横では、センブリが秋を謳歌するように咲き誇っています。
雨中で咲くセンブリ
雨中で咲くセンブリ
ツクバネもやや黄化
ツクバネもやや黄化
アオダモの果実も紅葉
アオダモの果実も紅葉
ヒノキの間伐と枝打ちで明るくなった南部湿原
ヒノキの間伐と枝打ちで明るくなった南部湿原
ミミカキグサの中のイモリ
ミミカキグサの中のイモリ
ノリウツギも紅葉
ノリウツギも紅葉
ソヨゴの実も赤らむ
ソヨゴの実も赤らむ

枯れ始めたヤチスギラン
会員の皆様も、この時期は、昨年行ったからというのではなく、天気の違う日、見る高さを変える等々、観る対象を変えて訪れてください。新しい発見があることうけあいです。


山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
hide-n-c@mui.biglobe.ne.jp