総会の前後は不順な天気が続きましたが、山門水源の森はいよいよ春本番となりつつあります。
陽光に輝く南部湿原
陽光に輝く南部湿原
水温む北部湿原
水温む北部湿原
北斜面の谷部にはごく一部に残雪があるものの、タムシバ、キンキマメザクラが遠目にも春の到来を告げ、地面ではショウジヨウバカマがところ狭しとピンクから薄紫の可憐な花を咲かせています。健脚コースの北尾根の北側には広くイワウチワの大群落が見られます。
林間に映えるタムシバ
林間に映えるタムシバ
林床を埋めるショウジョウバカマ
林床を埋めるショウジョウバカマ
キンキマメザクラ満開
キンキマメザクラ満開
咲き出したイワウチワ
咲き出したイワウチワ
清楚なシュンラン
清楚なシュンラン
地味ではあるがシュンランの色合いにも心和むものがあります。
 花の少ない3月楽しませてくれたバイカオウレンの多くは花びらを散らせ果実が目立つようになっています。湿原では僅かにミツガシワの花芽も出始めました。
早いミツガシワの花芽
早いミツガシワの花芽
もちろんクロモジ、シロモジも花を付けています。
シロモジの花
シロモジの花
クロモジの花
クロモジの花
 トキワイカリソウは、特別日当たりのいい場所では花が開いていますが、大部分は未だ花芽も地上には顔を出していません。どうやら水源の森の春爛漫は、20日過ぎに訪れそうです。でもその間1日1日花数が増えていく様を見届けるのも格別です。
 河谷の工事は進行しています。予想以上の大規模工事です。
予想外に大規模な工事
予想外に大規模な工事
工事は入り口の部分も
工事は入り口の部分も
ところで山門水源の森の北西方向の尾根の向こうはどのようになっているのか?
雪解け直後のこの時期しか歩行が困難と歩いてみました。
福井県側は全域がスギが植林がされています。
北西尾根から敦賀湾を望む
北西尾根から敦賀湾を望む
県境尾根から東方を望む
県境尾根から東方を望む
そのスギの約2割くらいは、樹皮がカモシカ等に喰われる被害が出ています。
植林後5〜7年くらい経っており、間もなく敦賀湾を望めなくなります。
ただこの日は視程が悪く展望は良くありませんでした。
尾根の北側の樹皮被害のスギ植林地と滋賀県側の二次林との対比は考えさせられるものがあります。
さてこれから5月初旬の新緑に被われるまでが、水源の森が年間で最も明るさを感じられる時期です。
林間に降り注ぐ陽光が短い花期の草花をライトアップしてくれます。
 その花々を訪れるハナアブをはじめとする昆虫の羽音までが聞き取れます。
もっともその静けさを破って饗庭野の自衛隊の演習音が轟くのはいただけませんが・・・。
何回もこの紙面で書きましたが、歩行時特にアカガシの分布するところでは歩行に十分気を付けてください。
暗いアカガシの林床
暗いアカガシの林床
これからが落葉のシーズンに入ります。
この落ち葉の上は、乾いていても、濡れていても滑りやすいですから。

レポート&写真:藤本秀弘