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4月30日、5月12・13日に行われる『山門水源の森生態保全シンポジウム』の自然観察会の下見を兼ねて調査に出かけました。京都の深泥池のミツガシワは既に果実をつけており、例年ゴールデンウィークに満開を迎える。 前回の4月1日の調査以降天候不順が続いたので、予測が全くたたず出かけたのです。 |
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峠(散策路と湿原への分かれ道)までの道中には、例年通りピンクの可憐なトキワイカリソウ、タチツボスミレ、シハイスミレ、クロモジ、シロモジ、サルトリイバラ、ユキグニミツパツツジなど咲き誇っている。周囲のコナラ林は新緑が銀色に輝いている。 ←見頃のユキグニミツバツツジ(2001/4/30) |
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この分では湿原は、ミツガシワの絨毯で被われていることだろうと、先ず北部湿原の調査にかかった。ところが何処にもミツガシワが見られない。よくよく目を凝らすと灰褐色のいじけた花芽がいくつか確認できた。
←新緑に包まれた南部湿原(2001/4/30) |
| 例年ならもっと黒紅色の花芽が出ているはずなのに。しかし北部湿原はミツガシワの分布がもともと少ない所である。南部湿原へ行けば様相は一変するだろうと期待しつつ観測を終え、灌木帯を横切って中央湿原へ出てみた。中央湿原から眺めた南部湿原には、全く頭に描いたミツガシワの絨毯どころか、白色さえ見えない。何が起こっているのか? まず目に付いたのは右の写真のような霜害で花芽が枯れてしまったものである。霜害は過去15年間で2回目であるが、前回はこれほどひどいものではなかった。
霜害で枯れた花芽(2001/4/30)→ |
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次にめを引いたのが今回の最大の原因のシカ、カモシカの食害である。花芽の部分が養分が多いため、その部分が集中的に食害
に合っている。以前からこの食害はあったが、湿原全域を食い尽くすというのは今年が始めてのことである。湿原内には、シカの糞、角などがあり、ひどい部分は地下茎まで食い尽くされている。ミツガシワの増殖は種子からというより地下茎によっていることが大部分なので、次年度への影響はそれほど心配はないと考えられるが、実際どのような影響が出るか注視する必要がある。 |
(2001/4/30) ![]() |
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僅かに残っているミツガシワ(2001/4/30)→
ブルテ上のシカの糞(2001/4/30)↓ ![]() |
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