12月に入った途端降雪という年も最近では珍しい。4日深夜から降り出した雪は、5日には湿原で10cm、四季の森で13cmという積雪となった。
今冬初の積雪・中央湿原
今冬初の積雪・中央湿原
降雪直前の中央湿原
降雪直前の中央湿原
 1日には多くが落葉を済ませた中で一際異彩を放っていたコハウチワカエデ、シロモジ、クロモジ、コアジサイも5日には一変積雪の中ということになった。
四季の森の紅葉
四季の森の紅葉
5日は終日降雪が続いたせいか、散策コースでは全く動物の足跡すら見られなかった。その後も断続的に降雪が続いている。いよいよ根雪も近いのかと感じさせられる。
着雪したコハウチワカエデ
着雪したコハウチワカエデ
「やまかど・森の楽舎」も9日現在13?の積雪で、附属湿地は湧水の流入部以外は凍結している。学舎内も冷蔵庫となっているが、ヒーターのおかげで充分活動は可能である。冬期は2006年の保全活動に向けて充電期に当てたいものです。
凍結している附属湿地
凍結している附属湿地
 積雪のシーズンを迎えた森ではあるが、落葉のおかげで林内の見通しが良くなり、枯れた樹幹にキノコを見つけ出すのが容易になっています。中には観察コースを塞ぐようにびっしりとナメコが顔を出している所もあります。そんな目でコースを歩くのは宝物探し的でわくわくします。
観察コースのナメコ
観察コースのナメコ
 今年も既報の通り何カ所かで砂防作業を行い予想以上の効果が出ていますが、「四季の森」周辺では流路の浸食が目立つようになってきました。来春は早々にこの箇所の砂防作業が必要なようです。

更に堆砂が進んだ砂防
更に堆砂が進んだ砂防現場

 保全作業の一貫として実施している種播作業を11月26日に会員の皆さんで再度実施しました。
 前回のものに加えてサギソウ・サワギキョウ・コマツカサススキ等微少な種子は、種子をピートモスに混交してから倍土に播くという方法をとりました。
微少種子をピートモスに混ぜる
微少種子をピートモスに混ぜる
種子の植込みと苗床つくり
種子の植込みと苗床つくり
 9日現在既に苗床は雪の下となっており春までは、水管理も不要ですがそれ以降の水管理は大変なことになりそうです。さらに野外に植込むまでには数年かかりますが種保存ということもあり皆さんのご協力で乗り切ってゆきたいと思います。未だ植込みが終わっていない種子(完全に乾燥していないため等)は、年内に作業を実施したいと考えています。冬を野外で越さないと発芽しない植物も結構多いですから。
種子を植込んだ苗床
種子を植込んだ苗床
 本号を会員発送した日の夜から柳ケ瀬では、12月としては観測史上初という積雪を見た。
14日早速現地の様子を確認に出かけたが、「やまかど・森の楽舎」で78cm、湿原への降り口の峠で87cm、湿原で90cmの積雪、編集子も過去20年の山門詣ででこのような12月の積雪は初めての経験であった。
北部湿原
北部湿原
南部湿原
南部湿原
おでかけは完全な冬装備で・・・・。

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山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
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