「山門水源の森」の紅葉がクライマックスを迎えています。11月に入って時雨れの回数が多くなっていますが、これが紅葉には最適です。
刈り払いで広々となった北部湿原
刈り払いで広々となった北部湿原

 時雨に濡れた紅葉に時折日差しが差し込むというのが最高です。8日の山門老人会の皆さんの刈り払いで湿原の視野は大きく開き爽快です。

 遷移が進み湿原内に侵入した灌木やササを刈ることでこれだけ見事な湿原に復元できると新たな力が湧いてきます。

この作業には、山門老人会の23名もの方々が出動していただきました。中央湿原と北部湿原の間が未だ一部残っています。これについては、12月に作業ができないか現在協議中です。作業に参加していただいた方々と休憩時に、かっての山仕事の時代の湿原の様子や、当時の山仕事の内容やその場所の様子をうかがうことができました。

湿原への階段付近もすっきり→

湿原への階段付近もすっきり
 こうした地域の方々とお話をすることで感じることは、地域の生活とともにある自然は生き生きとしていますが、一度生活と切り離されてしまうととてつもない動力や金をつぎ込まないと、かっての姿を取り戻せないということです。
ピークを迎えた南部湿原の紅葉
ピークを迎えた南部湿原の紅葉
 森に生息する希少種の多くは、滋賀県でもここだけというものもあります。20年前には見られたものが姿を消してしまったものもあります。なんとか現況を保全してゆきたいものです。
 11月12日本年最後の西浅井町主催の「紅葉の山門水源の森を訪ねて」の観察会が行われました。前夜までの雨も上がり、雨に濡れた紅葉が日差しに輝くというベストコンディションに歓喜の声が響き渡りました。当日は「旅の本棚」のメンバーも「森の保全活動と自然」の話を聞いた後、日が落ちるまで深まる秋を楽しみました。帰路には「少ないですが保全活動の足しにでも・・」とカンパを多くの方から頂戴しました。ありがとうございました。
「紅葉の山門水源の森を訪ねて」の参加者
「紅葉の山門水源の森を訪ねて」の参加者
 続く13日は、滋賀県の環境学習支援センター主催の「環境学習地域リーダー養成講座」が開催され、「やまかど・森の楽舎」での講義ご湿原までの現地研修が行われました。同日はリピーターの高槻の自然グループも40名ほどが春に続いて訪ねられた。
センブリの実生
センブリの実生
 道々ササユリ・リンドウ・センブリの実生の多さと、その復元に取り組む本会の姿勢は高く評価されていました。
障害木除去で琵琶湖もすっきり
障害木除去で琵琶湖もすっきり
 手をかければかっての里山風景は取り戻せることを肌で感じられたようです。1年で如何に復元できたか是非お確かめ下さい。
今年は多い堰堤のオシドリ
今年は多い堰堤のオシドリ

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
hide-n-c@mui.biglobe.ne.jp