本年の3回目の保全作業が9月18日行われた。今回は緊急性の高い所からということで、「やまかど・森の楽舎」の防腐剤塗装班・県の砂防工事跡のセイタカアワダチソウ除去班・湿原砂防作業班の3班で行われた。
 このうち「やまかど・森の楽舎」の塗装の資材費用は、湖北エコミュジアムサテライト支援事業の助成金で購入することができました。
(タイトル写真下=木道の塗装作業)
 セイタカアワダチソウについては、6月に実施した場所と同じ場所であったが、その繁茂ぶりは驚異的であり、6月に幹の途中から折れたものは、そこから崩芽したり、根が残っている物は新芽が出るというしつこさである。その根も長いものは2m近くも伸びているという状態である。したがって能率的にと刈り取っても根絶にはほど遠いということです。未だ取り残しもあり、パトロールや観察会の途中での除去にご協力をお願いいたします。
(タイトル写真上2カット=観察コース沿いセイタカアワダチソウ除去作業)
 砂防作業は、6月に実施したものの効果抜群で「やまかど・森の楽舎」の水源地への土砂運搬量も極端に減少しており、上流部の水路の堆積が進行し湿原面との較差が縮まった。今回更に上流部に2基設置したのでこれらの効果も追跡したい。ただ杭の材質に問題があり、耐久性の点で問題を含んでいる。
新規の砂防堤設置
新規の砂防堤設置
 9月3日の観察会は、例年より早めたキノコの観察も行われ、キノコアドバイザーの小寺会員の指導が得られた。
今年は発生が多いキツネノエフデ
今年は発生が多いキツネノエフデ
今年もオオゴムタケ健在
今年もオオゴムタケ健在
 この時採取されたキノコで種名不明が1種ありましたが、小寺さんのその後の研究で新種であることが判明しました。まだまだ新しいものが見られそうです。

毎年同一場所で発生するハナホウキタケ→

毎年同一場所で発生するハナホウキタケ
 台風14号の日本海通過は、山門水源の森に強風をもたらしたらしく台風後のコースパトロールでは、大小多数の倒木や落枝が見られると同時に、生り年の木の実が沢山落下しており木の実の観察会の様相を呈しています。
 特にブナの実の落下は最近では珍しい状況です。未だ大部分は樹冠に付いていますが、10月に入れば一斉に落下し小動物が喜々として活動するのではと期待されます。早くも真新しい「エビフライ」が散在しているのを観るとリスの姿を探したくなります。
 案内をしていただける方は、そのつもりで観察内容をご検討下さい。もちろんエゾリンドウやセンブリの最盛期にも入ります。

落果が多いブナ→

落果が多いブナ
 9月3日の観察会中に観察会参加者以外の一般参加者から樹上にスズメバチの巣があるとの情報が「やまかど・森の楽舎」の当番に連絡がありました。すぐさま観察会のリーダーに連絡し注意を促しました。帰路指摘していただいた場所を確認するものの見あたらず。
50cmを超える巣
50cmを超える巣
除去作業服と巣
除去作業服と巣
 翌4日伊藤会員に再度確認をしてもらった結果、左上の巣を確認、8日には別の場所にもう1個事務局が確認。


 現地には警告板やテープを設置するとともに、滋賀県・西浅井町に除去の要請。12日午後2カ所の巣を業者が除去してくれました。

巣の内部・幼虫がびっしり
巣の内部・幼虫がびっしり

枯れたミズナラの空洞に巣
枯れたミズナラの空洞に巣

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
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