↑久しぶりの雨も降水量は僅かな中央湿原

 今年の6月の山門水源の森は、ホウノキ・ササユリの香が漂いこれぞ自然の素晴らしさと感激の日々で始まったが、期間を通じて例年の10セントの降雨しかないという異常事態で7月を迎えようとしている。
ササユリ
ササユリ
ササユリ
ササユリ
干上がり放しの南部湿原南端→

ギンリョウソウも発生が少ない

↑ギンリョウソウも発生が少ない

干上がり放しの南部湿原南端
 湿原は、1994年の大渇水時を思わせるような低水位で南部湿原の池塘は既に干上がり状態となっている。そんな水環境であるにもかかわらず、少雨であってもモリアオガエルは雨を待ちかねて産卵をした。
 卵塊の下には例年の水は無い。中には降雨があっても水が貯まることのない場所にさえ産卵したり、これまで観たこともない幹の途中に産卵するものもある。
数は少ないものの卵塊はあちこちに
↑数は少ないものの卵塊はあちこちに
 昨夏予想以上に「やまかど・森の楽舎」附属湿地にトンボが産卵し驚いたものだが、そのトンボが次々に羽化し今年も賑やかになってきた。
朝露のハッチョウトンボ♀
↑朝露のハッチョウトンボ♀
朝露のハッチョウトンボ♂
↑朝露のハッチョウトンボ♂
 ハッチョウトンボは昨年確認できなかったが、今年は雌雄それぞれ10頭前後が確認できた。モートンイトトンボも湿地でも確認できた。今年は昨年以上の種数が訪れそうな感じである。
ショウジヨウトンボ
↑ショウジヨウトンボ
ショウジョウトンボ未熟
↑ショウジョウトンボ未熟
 今年2回目の保全作業は好天に恵まれ効率の良い作業が実施できた。
特に滋賀県が実施した治山事業に伴う工事現場に繁茂し始めたセイタカアワダチソウの除去は、2万本を超える株を除去した。これで湿原へのセイタカアワダチソウの侵入速度を抑えることができるであろう。
モートンイトトンボの交尾
↑モートンイトトンボの交尾
大量のセイタカアワダチソウ除去
大量のセイタカアワダチソウ除去
 砂防作業は、排水河川尻で進行する河床浸食を止める堰を設けた。今後堆砂の進行状況を見計らいながら土嚢の積み上げを実施する予定にしている。
砂防作業を終えて
砂防作業を終えて
 作業後「やまかど・森の楽舎」で、喫茶をともにしながら今回の保全作業と参加者の感想を語り合った。
 昨年からの保全作業の効果がいろいろ出始めており、しんどい作業にも楽しみを感じつつの1日でした。18日にはササユリの観察をメーンにした西浅井町主催の観察会が80名の参加の下実施された。
保全作業終了後の歓談
↑保全作業終了後の歓談
▼6月の観察会に参加された皆さんの記念写真▼
 観察会以外の日にもササユリを求めて多くの来訪者があったが、異口同音にササユリの見事さと、森全体の管理の行届いていることに賛辞を頂きました。
 今後とも会員の皆さんの作業やパトロール・「やまかど・森の楽舎」の当番へのご協力をお願いいたします。
6月の観察会参加者1班
↑6月の観察会参加者1班
6月の観察会参加者2班
↑6月の観察会参加者2班
6月の観察会参加者3班
↑6月の観察会参加者3班
6月の観察会参加者4班
↑6月の観察会参加者4班

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘
hide-n-c@mui.biglobe.ne.jp