7月17日西浅井町主催「ふれあい観察会」が定員一杯の参加者で実施されました。
「やまかど・森の楽舎」前に集まった観察会参加者
「やまかど・森の楽舎」前に集まった観察会参加者
 「山門水源の森」は盛夏を迎え、ノギラン、トリアシショウマが満開となり、続いてノリウツギ、サギソウがメーンに変わろうとしています。

ホソバノキソチドリ→

ホソバノキソチドリ
 観察会の主となったトンボも、ハッチョウトンボ、キイトトンボ、オオシオカラトンボ、オニヤンマの最盛期に入っています。もっとも観察会で何種類のトンボに遭遇できるかは、その日の気象状況によって大きく異なります。今回の観察会では多くの種を確認できた班は少なかったようです。
ヤマサナエ
ヤマサナエ
 前号にも書いたが附属湿地には次々と新しいトンボが訪れている。これだけ急激に訪れるのは、湿地の創成ということもあるが、そばに渓流があることも無視できないのではなかと思われる。コオニヤンマ→
コオニヤンマ
 このうちショウジョウトンボは、湿原で初めて確認したのが昨年で、まさか湿地にまで来てくれるとは・・・。↓
ショウジョウトンボ
もちろん湿原では今年も確認した。シオヤトンボに続いてオオシオカラトンボの凄まじいまでの産卵行動が連日続いた。
 1日での観察は種数が限られているが、トンボ観察には湿地が最適である。これからオニヤンマのシーズンである。湿原では羽化が始まっているがはたとて湿地にも来てくれるかが今後の課題である。

オオシオカラトンボの産卵→

オオシオカラトンボの産卵
02年に森の2カ所で初めて確認されたツチアケビは、昨年は四季の森では発芽もなく、湿原南側は発芽直後の低温が影響したのか開花には至らなかった。
 今年は、湿原南部のものが上の画像のように見事に開花結実している。

ツチアケビ開花(04/06/27)→

ツチアケビ開花(04/06/27)
果実できはじめる(04/07/07)
果実できはじめる(04/07/07)
果実に変わる(04/07/15)
果実に変わる(04/07/15)
 また、昨年7月と12月に草刈りを実施したクサレダマ分布域では、見事に開花したが、未だ幼草が多くかってのように一面が黄色一色になるまでには至っていないが、多くの幼草が育っており早晩かっての景観が蘇るはずである。
クサレダマ
クサレダマ
 心配されている中央湿原の堆砂は、流路を灌木帯へ誘導したことによって、その後進行はストップしている。がこのことによって中央湿原南側の池塘への流入水が減じるという問題が出始めた。
 この対策も近々実施する必要がありそうである。これから9月末までは渇水期にあたるので、その経過を見つつ対応する必要がある。
湿原では、秋を象徴するミミカキグサが咲き始めた。
ミミカキグサ
ヒツジグサ
 附属湿地では植栽したヒツジグサも咲き始めている。
 サギソウ、サワギキョウの開花がまたれる昨今である。8月の観察会は、本会主催の観察会です。そのころにはサワギキョウも咲きそろっているはずです。

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
事務局 藤本秀弘

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