今年の山門水源の森の春は、過去18年間で最も変化が早い春を迎えています。湖北の春は、じわりじわりと訪れたものですが、連日の好天と高温、適宜な降雨で一気に季節が移動しています。これがいわゆる「温暖化」の影響でないことをのぞまずにはおれません。 3月の28日に会員の皆さんのご尽力で約1/3にオオミズゴケを植裁していただいた「やまかど・森の楽舎」付属湿地には、イモリを初め既に多くの動物が訪れてくれています。16日には、オツネントンボの雌雄が乱舞し湿原の創成が順調なことを知らせてくれています。 17日現在居住イモリは5頭になっています。当番に当たって頂いている方が、現在住民台帳を制作中です。 植物の方も、心配したオオミズゴケも何とか緑を増してきました。さらに山門湿原でイノシシやシカに痛めつけられ池塘に浮いていた、ミツガシワの茎を湿地に持ってきて植裁したところ、新芽が出ています。 加えて30年前に湿原からミツガシワを持ち帰り、自分の家で栽培されていた方から、会員が株分けしてもらってきた株は、湿原より早く開花し寂しい湿地に彩りを感じさせてくれています。訪問者からも感嘆の声が日々出ています。 |

「やまかど・森の楽舎」湿地植裁のミツガシワ
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もっとも山門湿原のミツガシワは、右の写真のように未だ開花までには至っていません。
しかし例年よりは花茎の延びるのが早く20日過ぎには開花するものと思われます。他の生物もそうですが、例年よりも季節の移り変わりが10日余り早まっています。 |

山門湿原のミツガシワ
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「やまかど・森の楽舎」湿地に増殖サギソウ植裁
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イノシシ、シカによる被害がますます拡大しています。冬は、樹皮の食害は余り目立ちませんでしたが、中には左の写真のようにソヨゴの樹皮が鹿害にあっているものが見られました。

湿原内のケモノ道
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シカ害に遭ったソヨゴ
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下刻が深刻だった場所も写真のように、砂防箇所の上流部に堆砂が進み浸食の進行が止まっています。
ただイノシシのヌタバがこの流路に沿って広がっているため、さらに砂防工事が必要になっています。
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効果あった砂防工事
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| このような湿原保全上の問題も、5月のシンポジウムで披露して、全国の皆さんの取り組みと比較しつつ、山門水源の森のよりよい保全活動の方向性を見つけたいものです。そのためには、会員の皆さまが一人でも多くシンポジウムにご参加頂き、活発な議論を展開して頂きたいものと思います。 |

新緑で賑わう「やまかど・森の楽舎」
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| 一方例年にない季節の移り変わりと、山門水源の森の生物の関係を出来るだけ多くの方が観察して頂き、今後に備えたいものです。 |
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この期待通り新緑を迎えると同時に、多くの方が訪れられ、この眩いばかりの自然環境を大変だろうが保全してもらうよう今後とも努力して頂くようにと励ましをいただいています。
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里か見た山門水源の森方向
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シンポジウムでの皆さんからのご意見を賜りつつ、会名通りの活動を精力的に進めるよう努めたいと考えています。
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