伊吹山ネイチャーネットワーク自然観察会
第8回 伊吹山自然観察会「紅葉の五色の滝ハイキング」
【紅葉のしくみと森の仕組みを学びながら沢沿いの五色の滝へ】
11月13日(日)
レポート&撮影=筒井杏正
★2011(H23)年11月13日(日)
★天候=曇り 気温=18〜20℃
★観察場所=奥伊吹(曲谷)五色の滝
★所要時間=10:00〜15:30
★参加者=柳瀬、堤本一、堤本紀、幸田、今井、池野忠、中尾、美濃順、美濃矩、福田勝、福田弥、橋本、高橋克、高橋とも、道祖尾、池野、尾崎多、尾崎清、平野 ★文=柳瀬 ★写真=柳瀬、福田
集合場所のジョイ伊吹に集った時は曇りだったが、ハイキング入口についたころはパラパラと小雨が降り出したため合羽をきて出発。本来なら、入口から五色の滝への沢沿いコースを辿るのだが、この秋の台風と豪雨で中間地点の渓流にかかる丸太橋が流され通行不可とのこと。このため、入口付近の橋のたもとに駐車し、アスファルトの林道をしばらく歩き、滝へ最短距離となる山腹の入口に向かった。
紅葉に染まる五色の滝にて(クリックで拡大写真)
林道は、単調な登り坂で花も少くないがヤクシソウ(薬師草)、メマツヨイグサ(雌待宵草)などの他、名前の分からない花も咲いていた。今日のテーマは「紅葉のしくみと森のしくみ」を楽しむ予定であったが、指導員となる中井氏が体調を崩し欠席。このため作成されたテキストを各自が持ち、各自手前味噌の観察会となった。
ヤクシソウ
出発点の橋の袂の山腹に咲いていた。
ヤブムラサキ
紫色の鮮やかな色が背景を染める
林道脇には、秋らしくキノコがあちこちと首を出す。おそらくヤブムラサキと思われるが、その鮮やかな紫色のたわわな実に目を奪われる。先ほどの小雨も止み、やがて林道と五色の滝の分岐点に到着。
ここからハイキングコースに入り、五色の滝へは約20分ほど。先ほどの雨で濡れた落ち葉で滑らないよう気をつけながら歩く。
この深々とした落ち葉も、土壌に住む掃除屋のハムシやミミズ、アリ、菌類によって分解され、やがて腐葉土となって、森を形成する草木の栄養となって還元して行くのだ。
また、落ち葉の保水力は、大きな天然のダムとなって洪水を防ぎ、また水源となって、生きものたちに豊かなめぐみをもたらしてくれる。
右側は深い渓谷、足を滑らせては大変。細い山道であるがやがて五色の滝に到着。
今朝ほどの雨で滝は量を増した水流は、五段重ねの巨大岩石を飛び越えるように勢いよく落ちていく。
そして、その周囲の木々の葉は今日の冷雨で一段と色づき、渓流沿いの山道は、赤色、黄色、橙色の落ち葉が重なりあって晩秋の風情を見せていた。
ここから、かって石臼を生産するため御影石を切り出した石切場まで約10分ほど。
この地区は、古くより石臼の生産地として有名であったといわれる。それを証すかのように、あちこちに石臼の形をした加工途中の丸い御影石があちこちと転がっている。
渓流沿いの少し開けたところが、その石切場だ。周りは落ち葉が敷き詰められ、巨岩から水が滑り降りる無名の滝からマイナスイオンが飛び散り、樹木からはオゾンが降り注ぎ、心身ともに癒される。
この時期、曇り空にもかかわらず暖かい一日で、渓流沿いの自然を十分満喫できた。
渓流沿いの少し開けた所は、
かって石切場があったところ→
※クリックして写真拡大
美しい滝がある石切場の広場で、思い思いの場所をみつけ昼食
今日一日 至らない私の案内にお付き合い下さり、またご協力頂き有難うございました。柳瀬建造