保全作業本格始動
2010/03/08
 昨年に比べると約1ヶ月雪解けが遅れたが、啓蟄も過ぎようやく残雪が恋しくなる程度になった。湿原では、今年初めてのウグイスの美声。となると保全作業のシーズン。昨年暮れ突然の大雪で、中央湿原奥の刈り払い後の整理が残っている。刈り払いした灌木やササを湿原外へ持ち出す作業を始めた。面積が広いだけに、相当の日数がかかりそうである。が生物の本格始動までには、整理作業を終えたいと考えている。
 添付画像は、左から始動した保全作業・バイカオウレン2題
 記載者:草刈人

観察コース補修始める
2010/03/05
 湿原のあちこちでは、イモリの恋の季節が始まった。森の融雪が最終段階になったこの頃からが本格的な恋の季節到来なのである。がそうなると本会の会員は忙しさが一気にやってきます。先ずは観察コースの点検と整備の仕事を始めています。ひときは積雪が多かった今冬は、折れたりした樹木が多くなかなか値打ちのある仕事です。守護岩周辺は、未だ残雪があるため、整備が出来ていませんが他は安心して歩いて貰うことが出来るようになりました。ただ落ち葉の下が濡れていますので、滑り易いことには注意をして下さい。
 添付画像は、左から池塘内のイモリ・倒木アカマツの処理・倒木ソヨゴの除去作業
 記載者:草刈人

雛祭りのバイカオウレン
2010/03/03
 消雪が進み今日は、湿原までならハイキングシューズでも辛うじて行ける状態になった。湿原を取りまく山地の西斜面は殆ど消雪、東斜面は場所によっては未だかなりの積雪。湿原は約5割が地肌が見える状態になった。積雪に慣れた目には、枯れ草と池塘の水が新鮮に見える。雪の隙間や雪解けの早い部分から顔を出し咲きはじめたバイカオウレンは、まさしくひな人形のようにも映る。おりしも今日は雛祭りである。完全に開花したバイカオウレンもなかなかのものだが、開花直前のピンク色の蕾の方が春を告げている感じがしてなかなかいい。じっとたたずみ鑑賞した。
 添付画像は、いずれもバイカオウレン
 記載者:草刈人

ブナ林陽光に映える
2010/03/01
 湿原の積雪も少なくなりオオミズゴケの分布域が日に日に顔を出すようになってきた。今朝は、このオオミズゴケも凍り、日の出とともに温められた空気が雪面で冷やされ霧が発生した。観察コースも消雪が進み、ブナの森〜守護岩〜大窓間以外はほぼ積雪が無く長靴で十分歩ける状態となった。ブナの森のブナの白肌が陽光に映えている。2005年ブナの大豊作であったが、2009年はそれほどでもないと観ていたが残雪の上に多くの殻斗が落下しており準豊作で合ったようで芽生えが楽しみである。
 添付画像は、左からブナの森・ブナの殻斗・ピークの守護岩
 記載者:草刈人

融雪一気に進む
2010/02/27
 1mを超えた積雪であった湿原も、昨日の降雨でかなりの部分が地肌を見せるようになってきた。湿原の水位が年中で最も高いときである。いち早く開花したハンノキの雄花も次々と落下している。これに代わって雪解けの早い部分ではバイカオウレンが咲き出した。これから一雨毎に春の花が増えてくる。
 添付画像は、左から増水した沢・雪解けの湿原・最後の残雪に押さえられているミヤマウメモドキの枝
 記載者:草刈人

朝夕で水量が異なる沢
2010/02/25
 森も連日の高温で見る見る雪解けが進行しています。融けた水は言うまでもなく、唯一の排水口である北部湿原尻から楽舎に続く沢へ集中します。日の出とともに融雪が始まり、昇温に合わせるように沢の水量は増加します。夕刻には逆に水量が減っていきます。
当たり前のことですが、それが目で確かめられると成るほどと納得します。明日の降雨で湿原の多くは、地肌が現れることになります。したがって明後日以降お訪ねの方は、湿原内への立入はご遠慮下さい。植物の発芽準備が始まっています。
 添付画像は、左から朝の沢・夕刻の沢・広い面積が消雪した北部湿原
 記載者:草刈人

一気に春めく
2010/02/24
 朝方は濃霧に包まれたものの太陽高度の上昇と共に晴れ上がり、今年初めてというほどの快晴(終日一点の雲も無し)となった。この陽気で湿原の融雪は見る見る進んだという感じである。この融雪で沢の水量は朝と午後では大きく異なった。沢の水も雪解け水とはいうものの温み、手を入れても冷たさをそれほど感じない程になった。沢沿いの生物の調査を実施したが、未だ冬眠中と思っていたタゴガエルが既に水中で活動、イモリもかなりの数が観られるようになった。ヤゴも活発に活動しておりいよいよ春本番という感じである。
 添付画像は、左から森の中の沢・タゴガエル・ヤゴ
記載者:草刈人

積雪の総見山から湿原を
2010/02/22
 昨日の晴天で放射冷却が効き、日の出前の湿原は別世界になっているのではないかと早朝に出かけてみた。晴天ではあったものの、太平洋側からの暖気流入で期待したほど気温が下がらなかったことと、湿度が低いこともあって霧氷の発達も今ひとつであった。が霧氷越しに見える総見山が呼んでいる。日々湿原から遠望しているのだが、昨春以来体力のこともあり出向いていなかったし、積雪期には上ったことがなかった。春以降は、ブッシュで歩きにくい。今なら積雪の分だけ高いところから観察ができる。奮起して総見山に向かう。が尾根に出るまでは、急勾配でかなり危険、あちこちに回り込んでやっとのことで尾根へ。尾根筋は、動物の天国らしく雪面に足跡が無数に続く。下山時は、融雪も進みまたまた危険。冬山登山未経験者には勧められないコースです。
 添付画像は、左から霧氷と総見山・尾根の最左が総見山・総見山からの湿原
 記載者:草刈人

着々融雪進む
2010/02/21
 寒気の張り出しが弱まり、また一段春への階段を上った感じである。里の水田も日に日に地肌の見える範囲が拡がっている。湿原も同様だが、昨晩まで降雪があったせいで、融雪が進んでいることをそっと隠している面がある。昼になると新雪はさっと融けざくざくの表面となる。そうなると雪面に降雪時の経歴を示す模様が浮き出てくる。ハンノキの雄花が咲き出してから既に20日以上咲き続けているが、雌花が咲いていなかった。ようやく雌花が枝先にみられるようになった。何故こうもタイムラグがあるのだろう。
 添付画像は、左から融雪一段と進む里・湿原の融雪・ハンノキの雌雄花
 記載者:草刈人

「雨水」の薄雪足跡観察に最適
2010/02/19
 「雨水」にふさわしい淡雪が断続的に降った。この薄雪は、動物の足跡観察には最適。根雪が固まり、その上に薄く新雪が貯まるというのが、足跡観察には最適である。今日の森では、イノシシ・ニホンジカ・ニホンリス・キツネ・タヌキが観察出来た。イノシシとシカを足跡で識別するのは、積雪が多い時はそれほど簡単ではない。シカには副蹄があるというが、それがいつも足跡に残っているとは限らないのである。今日も、もっとも多く見られたのはニホンリスの足跡であった。
 添付画像は、左から降雪の湿原・イノシシの足跡・ニホンリスの足跡
 記載者:草刈人
 

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